持ち家で玄関から道路の道まで段差があり、年齢とともにだんだん足が痛くなり、階段の上り下りがしんどくなっている方へ
そんな中でも、できるだけ気軽に長く外出していただくお手伝いをしたいと当社は常々考えています。
今回は、足の調子が悪くても階段を楽に上り下りできるリフト(昇降機)の導入についてご紹介します。
屋外に設置し、玄関と道路の間の階段をリフトでつなぎます。
屋外階段のリフト(昇降機)導入事例紹介
ご相談内容
京都市右京区。1階がガレージ、2階・3階が住居の個人住宅。
2階に玄関があり、外出には1階に階段を降りる必要があります。
60代後半のご夫婦で、奥様が足の調子が悪く、階段の上り下りが大変になったとご相談いただきました。
ご主人から、リフト(階段昇降機)を利用できないかというお話でした。
提案内容
まず現地を訪問し、提携しているメーカー担当者とともに現地調査を行いました。
・階段の幅
・階段の勾配
・電源位置
・階段の材質
リフト(階段昇降機)可能ということで、お見積りを提案しました。
ご了承いただき、設置工事をスタートしました。
製造と納期・納品
リフト(階段昇降機)はオーダーメイドとなります。
製造が1ヶ月ほどかかり、設置は2日となりました。
お客様の声
納品後、お客様に使ってみての感想をお伺いしました。
「昨年は外出が億劫で約3ヶ月はずっと家の中にいました。このリフトが来てからは、外出がしやすくなりました。ただ一点面倒なのは、リフトを使用の度にカバーする必要があることです」
屋外階段のリフト(昇降機)導入時の基礎知識
屋外階段のリフト(昇降機)導入の4つのメリット
①階段介護が必要なくなる
②階段での転倒・転落リスクがなくなる
③外出して、歩く機会が増え、気分転換になり、足の健康も維持できる
④飲食店、病院なら訪れやすいお店と評判になる
屋外階段のリフト(昇降機)導入の3つのデメリット
①屋外なので、椅子のカバーかけが使用の度に必要
②普通に歩くよりは時間がかかる
③定期メンテナンスが必要。高い買い物なので、メーカーの定期的な点検を受けるのがオススメ。
現地調査で確認する7つのポイント
①階段の種類
まっすぐに伸びているストレート階段が最も設置しやすく、コストも低くなる。
L字に曲がっている階段や螺旋階段でも設置は可能です。
②階段の幅
70cm以上の幅があれば可能です。
③階段の勾配
メーカーの仕様によります。今回選択した製品は30度〜55度まで対応可能でした。
④電源位置
1ヶ所100Vの電源が必要です。アース線付も必要です。
⑤階段の材質
今回のケースはコンクリートの階段にとりつけました。
階段の強度が重要で、階段や壁など、現地の状況に応じて設置方法を検討します。
⑥リフトの最大重量
今回の製品は1名100kgまでです。
⑦一番大事なこと
信頼できる工務店・メーカーの方に現地を念入りに調査していただくことです。
屋外階段のリフト(昇降機)の費用相場
今回のケースは5mのストレート階段で、総額約100万円超でした。
決して安い買い物ではないので価格より信頼できる業者のご利用をおすすめします。
<費用が決める要素>
・階段の長さ
・階段の形状(ストレートだと安いが、L字・コの字になると高価格になり、納期も伸びる可能性がある)
・階段昇降機本体・レール
・電気工事代(アース線付電源が階段近くにない場合)
・設置工賃
屋外階段のリフト(昇降機)の納期
現地調査・見積もり・成約後、約1ヶ月です。
階段昇降機はオーダーメイドのためです。
設置に要する期間は約2日です。
屋外で雨天の場合は順延の可能性があります。
信頼できる導入業者の選び方
・友人・知人の紹介で信用できる業者があればお願いしましょう。
・地域密着の老舗の工務店がオススメです。長くその地で営業している工務店は地元での評判も重要であり、きちんとした仕事をしてくれる業者が多いです。
・業者から電話・訪問営業してくるケースはご注意ください。
おわりに
リフト(階段昇降機)を設置させていただいたことによって、お客様が自由に出入りすることができるようになったことが当社としては一番嬉しいことでした。
今後も、手すりの設置や、家の中の段差の解消を通じて、快適な生活環境づくりのお手伝いをさせていただきます。
長忠工務店のご案内
先代が昭和42年に創業、平成3年に法人化。
現社長は2代目社長でこの道一筋38年。
京都右京区を拠点に、京都府・大阪府・滋賀県がメインエリア。
ビニール屋根1枚の交換からフットワーク軽く対応。
無料お見積もりいたします。
お問い合わせ:090−2590−7686
営業時間 10:00〜20:00 日曜定休